お知らせ

2025/2/4「農あるまちづくり講座 in 日野市」第6回「地産地消のまちづくりと新規就農者の思い」がありました。

講座の主旨

2015年に都市農業振興基本法が施行され、都市農地の位置づけが「宅地化すべきもの」から都市に「あるべきもの」へと転換しました。これを受けて都市政策においても2017年の都市緑地法の改正により、農地も緑地として都市政策に組み込まれ、都市農地の保全が進められるとともに、都市での「農ある暮らし」のニーズがますます高まっています。
そこで日野市でも、農業振興と緑地を含めた都市農地保全の取り組みや、農業経営の実情、市民の農への参画、地産地消の推進、持続可能で循環型の社会づくり、歴史などを学ぶ連続10回の講座を2024年11月から開催しています。
(主催:農あるまちづくり講座 in 日野市実行委員会、共催:都市農業研究会、一般社団法人TUKURU、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 東京三多摩山梨事業本部、協力:日本社会連帯機構、農的社会デザイン研究所、日野市、後援:JA東京みなみ)

第6回講座

今回の講座では、豊田駅南口周辺地区まちづくり協議会 会長の増島清人さんが「地産地消のまちづくり」について、2019年に新規就農してネイバーズファームを開設した梅村桂さんが「新規就農者の思い」ついてお話くださいました。

講座の内容や様子は、JA東京みなみが初回分からホームページにアップ下さっています。こちらからご覧下さい。

私が印象に残ったこと

増島さんがめざしてるのは、新しくて立派な建物を建てるのではなく、今あるものを活かしながら、地元の人もエリア外の人も思わずファンになってしまうようなまちづくり。そして、「地産地消のまちづくり」は始めから目標として掲げたわけではなく、さまざまな人とものとの出会いから、結果として地元産の大麦を使ったTOYODA BEERが生まれ、「TOYODAビアフェス」へと繋がったのだそうです。南口地区の住民や地主さん、農家さん、酒造メーカーさん、町会長さん、ビアスタンドのお客さん、市の関係者、さまざまなコミュニティの人などなど、増島さんのお話を伺っていると、本当にたくさんの人とお話をされてきた様子が目に浮かびます。
そのTOYODAビアフェスと同じ会場で「ひのトマトフェス」を開催しているのが、梅村さん。最初は全国に販路をもつ大規模な農業法人でトマトづくりをしていましたが、「目の前の人に美味しいトマトを届けたい!」と、新規就農して「ネイバーズファーム」を開設。その名のとおりご近所さんにトマトや露地野菜をお届けしながら、都市農業や農地を未来につなぐことに取り組まれています。トマトフェスもそのひとつ。日野内外のトマト農家さんが自慢のトマトを持ち寄り、トマトとのコラボメニューを考えた飲食店さんも多数出展。去年は4000人を超える人が集まり、3時間もしないうちに売れ切れ続出だったそうです。これは私たち市民だけでなく、農家さんにとっても都市農業の大切さや価値を感じる機会になればという思いもあってのこと。栽培方法や経営方法も探究を重ね、収益のあがる都市農業モデルをつくって見える化することにも力を入れています。これからは、貸したい農地の受け皿になったり、6次産業へ進出したり、さらには、トマト栽培を軸に子どもたちと一緒に生物、化学、物理、経営など何でも学べるトマト塾をつくりたい! と梅村さんの構想は広がっていきます。
講演の後の質疑応答では、「私も農業をしていきたい!」「 豊田駅南口の良さを残すためにはどうしたら良いか考えている」「子どもたちの農業教育に関心がある」といった参加者からの質問もたくさんありました。この講座もひとつの出会いの場となって、またここから新しい展開が生まれる予感にわくわくさせていただきました。

(小牧)

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